原点回帰の罠
「飛び地ではなく既存の周辺で」という号令は正しい。ただし、既存事業部のKPIを守る壁と、ゼロイチ未経験の事務局では、構造的に詰まる。
The Problem
経営の意図は正しい。だが現場では、構造的に詰む4つの問題が重なっている。
既存事業部のKPIは「今期売上の死守」。新規事業が自分たちの顧客接点に踏み込んでくることを、組織の論理として拒絶する。号令が正しくても、現場の構造が変わらなければ前に進まない。
ビジコンを設計し、応募を集め、審査を回す。その仕組みは整っている。しかし「この仮説は本当に筋がいいか」「どう検証すればいいか」を問われたとき、事務局自身に答えがない。メンタリングが形骸化し、担当者が疲弊していく。
社内公募で集まるアイデアは「既存の延長」か「トレンドの後追い」に偏る。経営が求める「中計ギャップを埋める新規事業」のスケール感とは根本的にズレている。正しい問いから始めなければ、正しいアイデアは生まれない。
「既存周辺に集中せよ」という号令が、既存マーケティング予算の強化に読み替えられてしまうケースがある。本来「新規事業創出」に使うべき予算とケイパビリティが、既存事業部の補強に流れていく。
これは「担当者の能力」の問題ではない。
構造的利害対立の問題だ。
既存事業部が抵抗するのは当然の合理的行動。事務局が詰まるのも、ゼロイチの経験を積む場がなかっただけ。属人的努力で解くのではなく、構造設計と外部の橋渡しで解くべき問題だ。
Why Others Can't Help
「原点回帰」の構造問題を解くには、三者それぞれに固有の限界がある。
「既存事業部との橋渡し」が、
私たちの最大の役割。
社内人間でも外部の権威でもない、中立な実務家として入るからこそ、既存事業部が「敵ではなく仲間」として動いてくれる。新規事業の売上を「奪う」のではなく「載せる」提案設計で、組織の壁を構造的に越える。
Our Approach
「既存の周辺で成果を出す」という経営の意図を、現場で実現可能にする具体的な打ち手。
「過去取組×技術棚卸し×市場予測」の3軸を掛け合わせ、あなたの会社にしかできない事業機会を可視化する。AI×260社の判断力で、100案を10案、10案を3案に絞り込む。
新規事業が既存事業部の顧客・売上を「奪う」のではなく「載せる」提案を設計する。共同ワークショップを通じて利害の構造を組み替える。中立な外部の立場だからこそ、社内政治を超えられる。
座学や研修ではなく、実際の事業創出プロジェクトを動かしながら事務局担当者が力をつける。「仮説を立てる」「検証する」「社内を巻き込む」という実務ケイパビリティを、実戦の中でOJTとして習得。
「仮説設計 → 社内橋渡し → 人材育成」を同時に動かす。
3つが揃うことで、経営の意図を現場で実現できる。どれか一つでは詰まる。
Proof
業種・規模・状況は違えど、「原点回帰の壁」という構造問題は共通だった。
社内公募で集まるアイデアが既存事業の周辺に偏り、経営が求めるスケールにミートしなかった。3軸統合分析を適用し、「自社技術の新用途×成長市場」のマトリクスで事業機会を可視化。社内では見えなかった「筋の良い仮説」を外部視点で設計した。
バックキャスト型で未来社会シナリオから逆算する構想はあったが、「どのシナリオが自社の強みと交差するか」の判断軸が社内になかった。未来社会シナリオ×自社コア技術の交差点をCRSが設計し、役員向け構想資料の説得力を高めた。
中計目標520億円に対し現状396億円。2027年の100周年という節目を前に、既存事業の延長では届かないギャップが明確だった。「2027年100周年」と「ギャップ」を提案フックに、既存ブランド資産を活かした隣接市場テーマを絞り込んだ。
260社
新規事業支援実績
13年
大企業新規事業専門
500億超
支援案件の事業創出額
1,300名
事業家ネットワーク
Process
提言書を出して終わりではない。「武器」を持って社内を動かせる状態まで、一緒に走る。
既存事業の取組・失敗の棚卸し。技術・アセット・顧客接点の可視化。市場トレンド分析で成長領域を特定。
3軸統合分析で事業機会マップを作成。AI×260社の判断力でスクリーニング。優先テーマ3案の仮説設計。
既存事業部との合同セッション設計・ファシリテーション。「奪う」→「載せる」への提案リフレーム。既存部門の協力体制を構築する。
1,300名の事業家ネットワークで一次情報獲得。顧客インタビュー・プロトタイプ検証。ビジネスモデルの精緻化。
役員承認用事業計画書。社内説明資料「武器」一式。事務局担当者の育成完了・自走体制。
6ヶ月は最短ではなく、「役員承認まで届ける」ために必要な最小単位。状況に応じてカスタマイズも可能です。
まず30分、現状をお聞かせください。「うちのケースで何ができるか」を一緒に考えます。
オンライン・30分・無料